二冊分以上の読書記事を書く。
という目標もありますが
ゲームばっかりじゃなくて読書もしようってこともありますし
というわけで、森博嗣の冷たい密室と博士たちです。
低温環境での実験を行う設備のある研究所。
犀川創平と西之園萌絵は実験中のその研究所に遊びに行き
そして殺人事件に遭遇します。
実験室ではちょっとした飲み会が開催されており、
殺人現場となった準備室のドアは多くの人の目に留まる位置にあり、
さらに飲み会の様子を撮影したビデオカメラの映像でも間違いなく
そのドアを通る人はいませんでした。
誰が、どのようにしてこの殺人をなしえたのか?
というような内容の話です。
序盤は相変わらず専門トークですよ。
読んでてちょっと楽しいです。
というか、まじめに実験する施設で遊ぼうっていう考え方が
やっぱり理系の人ってそういうこと考えるんだなぁみたいな
そういう気分になりました。
それ以外は普通に正統派なミステリなんですが、
再読して私的に印象的だったのは
終盤の謎解きシーンの導入ですね。
謎解きがなされる前に犯人が明らかになり、
そののちに関係者たちと探偵役の犀川とが集まります
そして、
~
「犀川先生の話を聴こうではありませんか……、そろそろね、彼も、きっと今、
どうやって話を切り出したら良いのかわからないのです。お願いしますよ、犀川先生。」
全員が注目したので、犀川はちょっとびっくりして姿勢を正した。
(中略)
「(犯人)がどうやって殺人を行ったのか、説明していただけませんか」
「え?」犀川は少し意外だった。「わからないんですか?」
~
いやー好きですねこういうの。
というか私もたまにあるかもしれないです。
勢いで話して、なんか相手が理解していると勘違いしちゃうやつ。
というかたまに犀川先生の考え方が私に似てると思うんですよ。
特に考えているときの描写。
表面を取り繕う人格と中で暴れながら考えをまとめる人格、というような描写がありますが、
なんかわかるんですよ最近。この感覚。
といっても私の場合取り繕ってないですけど。
大体一人だけでの時ですけど。
で、やっぱり流されるように結末まで読んじゃった私ですが
やっぱりミステリっていいですね。
最後とか覚えてなかっただけなんですけど、
再読のくせにまた驚かされました←
皆さんもぜひ!読んでみてください!
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