2015年1月5日月曜日

ナミヤ雑貨店の奇蹟

今日は時間があったので二冊ほど本を読めました。

病院の待合室で読んでました。




東野圭吾さんの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』です。


物語の中心たる「ナミヤ雑貨店」は、老人が一人で経営していた雑貨店。
ある時から、その店主、浪矢雄治は悩み相談のようなことを始めます。
郵便受けに投函される、ある時は冗談のような、ある時は真剣な
様々な質問に、浪矢雄治は真摯に向き合い、回答をしていました。

その浪矢雄治が亡くなって数十年。その雑貨店は廃業し、
ただの古い家となっていました。
そこに強盗犯の三人が逃げ込んできたところから物語は始まります。

そのちょうど逃げ込んできたその時、郵便受けに悩み相談の便箋が投函されます。
訝しがりながらもそれを読み、回答していくうちに、どうやらそれが
数十年前の人から送られてきた内容であることに気が付きます。

それでも彼らは彼らなりに考え、時空の歪んだ雑貨店で
悩み相談の回答を続けていると…?

そんな内容です。


強盗犯の三人は相談者からすると未来人ということになるわけですが
だからと言って、気軽に未来のことを教えるわけにいかないし、多分信じてもらえない。
そんな中で彼らが悩みながらも相談に回答していく姿が印象的でしたね。

そしてナミヤ雑貨店に相談をする人々とその周囲で起こる出来事、
話が進むにつれて明らかになっていく人間関係、
一体ナミヤ雑貨店に何があったのか?どんな奇蹟が起こるのか?

最後の一ページまで感動できるいい話です。皆さんも、是非。

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